実はタイにはタイの焼肉があります。ムーガタといいます。日本ではあまり馴染みがありませんがムーガタはタイ人に愛されています。観光ガイドではタイスキが目立ちますが、ムーガタも現地ではとても人気。タイスキは食べたことがあるけどムーガタは未経験という人も多いのではないでしょうか。一方でタイには日本の焼肉を楽しめるところもたくさんあります。そこで本記事ではタイ焼肉のムーガタとバンコクでも楽しめる日本の焼肉をご紹介します。
タイ式焼肉のムーガタとは？
北海道のジンギスカンという料理をご存知でしょうか。中央部が凸型になっている鍋を熱して
羊肉を焼いて食べる料理です。実はタイ式焼肉のムーガタはジンギスカンにとても似ています。ムーガタでも中央部が凸型になっている鍋を熱して、ジンギスカンと同じように肉や野菜を焼きます。そして凸型の鍋の縁は溝になっておりスープやダシ汁がたまります。溝にたまったスープに肉をつけるとしゃぶしゃぶのようにも楽しめるのです。ちなみにムーガタのムーは豚、ガタは浅い鍋という意味です。豚だけではなくシーフードや鶏肉、モツなど様々なものを焼いたり、しゃぶしゃぶのようにして食べることができます。起源は実はそれほど古くはなく30年ほど前に日本に出稼ぎに行ったタイ人が、日本で食べた焼肉を元にタイ風にしたものだと言われています。主にタイ東北部で食べられていますが、バンコクでも楽しめます。
タイ式焼肉ムーガタの魅力
ムーガタは焼肉もしゃぶしゃぶも同時に楽しめるところが魅力です。しかも豚肉だけではなくシーフードやチキン、モツなど様々な食材を煮たり焼いたりして自由に楽しめます。鍋料理ですので鍋を囲んでみんなで楽しくワイワイ食べることもできます。とにかくムーガタは自由なのが魅力。食べ方も自由、食材も自由、調味料も好きなもつけて食べることができます。さらに面白いのがビュッフェスタイルもあるところ。食べたい食材をビュッフェ形式で自由に選んで食べることができるムーガタのお店も多く現地のタイ人で賑わっています。
タニヤ周辺でムーガタを楽しむ
タニヤ周辺でムーガタを楽しめるところの１つが「The Thai seafood kitchen」です。タニヤの近くのパッポンにあります。タニヤ周辺でタイローカルのムーガタを楽しみたいならおすすめです。ムーガタ はタイローカルのお店が多いため街を歩いていて鍋を囲んでいるところがあったら覗いて見ましょう。また、ムーガタを本格的に楽しむならアソークとラマ９駅の間にあるペップリー駅の近くにある「ファミリームーガタ 」もタイ人で賑わっています。
タイで日本の焼肉も楽しめる
バンコクに来たけどやはり日本食が恋しい。日本の焼肉が食べたいと思う人もいるかもしれません。実はバンコクは世界有数の在外邦人が集まる街の１つ。日本人向けの焼肉屋も数多くあります。
バンコクの人気焼肉店
日本人の多いプロンポンエリアには、老舗の「焼肉 炭」、タニヤやトンローには日本でもお馴染みのチェーン店「牛角」もあります。バンコクの魅力はタイ料理や西洋料理だけでなく日本食も気軽に楽しめるところです。またバンコクのショッピングモールにはタイ資本の日本風の焼肉を楽しめるお店もあります。
ムーガタと日本の焼肉どちらを食べる？
観光でバンコクに行くなら日本の焼肉よりもムーガタを食べるほうが思い出に残るのではないでしょうか。一方で在タイ日本人なら日本の味が恋しくなり日本の焼肉を楽しむ人が多いようです。ただムーガタは牛肉に関してはあまり充実していません。タイは実は食用の牛を育てるのにあまり適しておらず、ムーガタは牛肉を食べるのには適していません。牛肉を食べたいなら日本の焼肉が一番です。しかし、タイに遊びに行くのでしたら自由に豚や鶏、シーフどが楽しめるムーガタを楽しむと良い思い出になります。
観光ならタイ焼肉！牛肉が好きなら日本焼肉
タイ焼肉のことをムーガタと言います。ジンギスカンの鍋に似た凸型の鍋で焼肉としゃぶしゃぶを両方楽しめます。豚や鶏、野菜、シーフードを自由に焼肉・しゃぶしゃぶで楽しめるのでおすすめです。一方で牛を食べたいなら日本の焼肉がおすすめです。観光でタイに行くなら日本では、なかなか食べられないムーガタを選ぶと良い思い出を作れます。
