アユタヤは、アユタヤ王朝がかつてあった場所で、今でもその名残がある遺跡群が広がっています。夜遅くまで観光できるスポットがあり、日没以降もライトアップされているところも多数あります。よって、お昼は違うエリアで観光して、夜はアユタヤでゆっくりと時間を忘れて観光するというのが定番となっています。
かつての王朝を思わせるような観光スポットから、モダンな雰囲気のあるところまで様々な顔を覗かせてくれます。では、アユタヤで特におすすめしたい場所としてはどこがあるのでしょうか?ここでは、アユタヤの観光スポットについて紹介していきます。
西洋文化も見られる!バン・パイン
バン・パインは、アユタヤの中心地を抜けて、チャオプラヤー川を南へ約17kmの位置にあります。正確には、バンパイン宮殿という名称で、アユタヤ王朝24代王であったプラサート・トーンが建てた宮殿として知られています。
その後、バンコク王朝のラーマ4世と5世が、夏を過ごす離宮として修復して今の形になっています。川を挟んだ反対側にはワット・ニウェート・タンマプラワットがあり、本堂の尖塔や装飾、ステンドグラスなどがキリストの教会を連想させます。
水の上に浮かび上がるロケーションで、ライトアップによって更に美しさがましてます。西洋文化も感じられて、どこか馴染み深いものがあります。意外と交通の便が良くないので、帰りの足も確保してから出かけることをおすすめします。宮殿内は非常に綺麗に清掃させれていて、清潔感があって居心地の良さがあります。
服装チェックにより、短パンなどの服装での入館が禁止されていますが、長ズボンなどは借用することができますので、あまり気にする必要がないのも嬉しいですね。池には鯉がいるので、様々な楽しみ方ができますよ。
バンパイン宮殿
所在地:Ban Len, Bang Pa-in 13160, Thailand
圧倒的な迫力感!アユタヤ歴史公園
アユタヤ歴史公園は、現代にアユタヤ王朝の姿をつたえる荘厳な遺跡群として建築されました。チャオプラヤー川と、その支流となっているパーサック川やロップリー川に囲まれた中州に集中しています。なぜこの位置に遺跡があるかと言うと、敵からの防御を考えて中心部の回りに運河を掘る必要があったためです。
ワット・プラシーサンペットやワット・ローカヤスターラームなどの寺院跡や、王宮跡が今でも現存しています。1767年のビルマのコンバウン王朝による攻撃を受けて、アユタヤ王朝は消滅したわけですが、同時にアユタヤ市内の建造物や石像は徹底的に破壊されました。よって、ほとんどの寺院は廃寺となり、王宮も台座を残すのみとなっています。
この歴史がある中で、当時をなるべく忠実に再現することで、圧倒的な雰囲気があって観光地として最高です!
アユタヤ歴史公園
所在地:Ayutthaya 13000, Thailand
日本人の街がある!アユタヤ日本人町
アユタヤ日本人町は、16世紀初めに御朱印船貿易に関連した日本人がメインで築き、最盛期には3,000人以上もの日本人が住んでいたエリアです。日本人の多くは、アユタヤの傭兵となってビルマ軍との戦いにも参戦しています。日本人町の町長であった山田長政氏は、22代ソンタム王から官位を与えられるほど大活躍しました。
日本人だけでなく、アユタヤの方にとっても感慨深いエリアであります。
アユタヤ日本人町
所在地:Ayutthaya, Thailand
意外なスポットも多い!
アユタヤはかつての王朝をイメージする場所ですが、日本人町があるなど、意外なスポットも多くあります。何度訪問しても新鮮味があり、楽しいですよ!