タイに来たことのある方でも、バイクタクシーに乗車したことのある方はどれほどいるでしょうか。渋滞大国とも言われるタイでは、バイクタクシーの需要はとても高く、うまく利用するとタイの観光もさらにスムーズになります。そんなタイのバイクタクシーの利用の仕方をご紹介します。
タイのバイクタクシーってどんなタクシー?
タイに来たことのある方は、ソイという側道の入り口にオレンジ色のベストを着た人たちがたむろ、失礼、待機しているのを見たことがあるのではないでしょうか。
あの方々は、たむろしているわけではなく、バイクタクシー、モートサイとも言っていますが、タイのバンコクでは、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)、タクシー、バスと並んで重要な交通機関としてなくてはならない乗り物です。
主に、ソイ(側道)の移動手段として優れています。また、渋滞都市とも言われるバンコクでは特に、渋滞を掻い潜れるバイクタクシーは、タイ人にとっては、重要な交通機関となっています。
また、一年中、かなりの暑さになるタイでは、ちょっとでも歩くと汗だくになるので、このバイクタクシーは、そういう点でも重宝がられています。
タイのバイクタクシーを利用する利点
さきほども触れましたが、とにかく、タイ、特にバンコク市内はスクンビット通りやタニヤエリアののあるシーロム通りやスリウォン通り、ラマ4世通りなど交通渋滞がひどいことになっています。
朝夕のラッシュアワーの時間には、30分動かないなんてこともザラです。こういうときに、タクシーに乗車するなんてことは愚の骨頂です。ほとんどの方がBTSあるいはMRTを利用するとは思いますが、ソイ(側道)の移動などに最高なのが、このバイクタクシーなんです。
タイのバイクタクシーの利用の仕方
バイクタクシーの利用方法ですが、とても簡単でソイの入り口なので待機しているオレンジ色のベストを着た人に、行先を伝えてバイクの後ろに乗車して、目的地へと向かいます。バイクタクシーの待機場所には、タイ語になりますが料金表も記載してあります。
観光客の方はわかならいと思うので、トラブルにならないように乗車前にいくらかを確認してから乗車するようにしましょう。
このときに、ヘルメットを用意しているバイクタクシーの場合は、ちゃんとヘルメットをかぶりましょう。
バイクタクシーは、長距離で利用するというよりは、ソイ(側道)の移動だとお考えください。
タイのバイクタクシーの料金ってどんな感じ?
タイのバイクタクシーの料金ですが、さきほどもお話をしたように、待機場所には料金表が張り出されていますので、よほどのことがない限り、ぼられることもないでしょう。
料金を確認するときには、タイ語がわからなくても料金表を確認するようなそぶりを見せるのもひとつの方法です。
一般的なソイの長さであれば、10バーツ(およそ35円)から20バーツ(およそ70円)です。まあ、多少ぼられても大したことはないので心配いりません。
タイのバイクタクシーって危なくないの?
このバイクタクシーが危なくないのかという質問に率直にお答えすると、答えは「危ない」です。それは、まず、日系企業の駐在員の方々は、基本的にはバイクタクシーの利用は禁止されています。
バイクタクシーが転倒してお客さんがけがをした場面も何度かみています。特に、雨上がりの道路は結構滑りやすくなっていて危険です。また、タイは交通マナーが日本に比べると良いとは言えません。そのために、事故が起こりやすい要素がたくさんあります。
ただし、バンコクに長く住まわれている日本人の方の中には、バイクタクシーを利用していない人はほとんどいないでしょう。それほどまでに、タイの生活に密着している交通機関なのです。
タイのバイクタクシーを利用する際の注意点
タイのバイクタクシーの乗車する際に覚えておいてほしいことがいくつかあります。まず、バイクタクシーを利用するのは基本的には自己責任になるので、万が一、転倒してケガをしてしまった場合でも自費での治療となることがほとんどです。
また、最近は、ヘルメット装着についても厳しくなっているので、ヘルメットを用意しているドライバーが多いので、必ずヘルメットを装着しましょう。
それから、バイクタクシーのドライバーへの支払いですが、大きな紙幣での支払いはほとんどできませんので、小銭をポケットに忍ばせておくようにしてください。
タイのタニヤでバイクタクシーを乗りこなそう!
タイでなくてはならない交通機関のひとつ、バイクタクシーについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
観光客がバイクタクシーを利用する場面は、ソイの奥にホテルがあってBTS(高架鉄道)まで距離があるような場合が想定されます。そのようなソイでの短い移動でしたら、それほど危ないということはないので、一度タニヤでバイクタクシーを利用してみてはいかがでしょうか。