タイに来たことのある方は、もうタクシーには乗車したことはあると思いますが、どんな経験をしましたか。空車を呼び止めたけども、行先を言った途端に「No!No!」と言って乗車拒否されたりした経験があるんではないですか。そんなときのためのタクシーの乗車テクニックをタイ在住者が教えます!
タイのタクシーを語る前にタイの交通事情をお話ししましょう!
タイのタクシーを乗る際に、切っても切れないタイの交通事情についてお話ししておきましょう。タイのバンコクにお越しの方はもう、お分かりの通り、渋滞がスゴイですよね。
スクインビット通りをはじめ、スクンビット通りと平行に走っているペッブリー通り、スクンビット方面からタニヤ方面へと向かうラマ4世通りなど、どこもかしこも車、車、車です。
タイも年々所得が上がり、また、カーローンの審査も甘いことから、新車も良く売れています。そのために、今のような渋滞が日常的に起こっています。
渋滞王国とまで言われているタイのバンコクは、世界第二の渋滞国家なんです。
そして、実は、この渋滞がタクシーに及ぼす影響は計り知れないのです。
また、この渋滞のために、最近は、pm2.5の数値も上がって霧のバンコクとなっています。

タイのタクシーって乗車拒否がある?
さきほどもお話をしたように、バンコクは慢性的な渋滞がどの時間帯でも発生しています。特に、朝夕の渋滞に関しては、もう時間は読めないと思った方が良いでしょう。
そして、この渋滞をタクシーの運転手が嫌うんです。そのために、渋滞する時間帯や渋滞方面へ行きたがらないために、乗車拒否なんて馬鹿げたことが起こるんです。
日本ではありえない乗車拒否がここタイのバンコクではあるんです。
そして、もうひとつの乗車拒否としては、タニヤなどの夜の繁華街へと繰り出して、ホテルへと帰ろうとしてタクシーを止めると、「メーターでは行かない!300バーツ!」などと言われて、乗車拒否をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、この乗車拒否も最近では、軍政の取り締まりが厳しく、警察も目を光らせているので、昔よりはましになってきたのではないでしょうか。先日も乗車拒否をしたタクシーを警察が捕まえていたのを、目の前で見たばかりです。
タイのタクシーはボラれるって本当?
そして、もうひとつ、タクシーでのトラブルであるのが、ちょいボリってやつですね。タクシーのメーターを改造している輩もいて、いつもよりも早くメーターが上がるタクシーもいます。
これも、軍政となってからは、特にスワンナプーム空港などに出入りしているタクシーなどは厳しくチェックしているので、この手のトラブルは少なくなりましたが、まだあるようです。
タイでタクシーに乗る時の注意点
まず、タクシーに乗車する際の注意点としては、まずは、手を挙げてタクシーを停車させた際には、「メーターOK?」と必ず声をかけてください。無言で乗車してしまって、目的地に着いてから高額な請求をされる可能性もあります。
また、乗車してからもなかなかメーターを挙げないようであれば、再度、「メーター」と言ってメーターを作動するように誘導しましょう。
タニヤでの夜遊びの後に、タクシーに乗車するときには、特に、メーターで行かないタクシーも多いので、注意してください。何台か待てば、必ずメーターで行くタクシーが現れますので気長に待ちましょう。
タニヤのタクシーではこんな乗車テクニックを覚えておこう!
タニヤでの夜遊び後のタクシーは、かなり強気です。なかなかメーターで行こうとするタクシーがタニヤ通りを出たスラウォン通りやBTSサラデーン駅側のシーロム通りにはいない場合がありますので、そのような場合には、ホテル方面に向かうように少し歩いてタクシーを止めれば、メーターで行くタクシーが捕まります。
また、まだBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)が運行している時間帯でしたら、BTSやMRTを利用するのもおすすめです。特に、雨の日の渋滞はひどいので、BTSやMRTを利用するのが賢明です。
また、バンコクでのタクシーに乗車するときには、小銭(コイン)を持っておきましょう。1バーツとは言いませんが、5バーツや10バーツを持っていると便利です。タクシーの運転手によっては、お釣りがあるのに、「お釣りはない!」なんていうタクシーもいますので。
タイのタニヤではタクシー乗車テクニックを駆使しよう!
タイのバンコクやタニヤでのタクシーの乗車テクニックをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ほとんどのタイのタクシードライバーはいい人ばかりです。日本人とわかれば、気さくに話しかけてくるドライバーさんもいます。
乗車拒否をされても、まあ、かっかせずに、次のタクシーを待ちましょう。この暑い国で、かっかするほど馬鹿らしいことはありませんから。